柱にホゾ穴を開ける:その2


前回ハリの結合部を平面にしました。

今回はここにハリを差し込む穴を開けて開こうかと思います。

 

ホゾ穴を開ける作業はこれまでに何回もしてきたので、もうお茶の子さいさい。2〜3時間で彫れます。

 

 

 

 

うそです。

 

 

3日後。

穴の寸法は7cm x 12cm。

正確には誤って削り過ぎたところをカバーするために上記より1〜2mm大きくなっている。

深さはだいたい11cm位。

掘る量が多いので、右手に豆が2つできちゃった。

 

ここまで深いホゾ穴は今まで掘ってこなかったので、ノミの長さ的にどれくらいまで掘れるのか分からなかったけど、この程度の深さなら問題ないようで、それに関してはホッとした。

 

 

なお穴がでっかくなったので百均で買ったミニ差し金を穴に入れて直角に彫れてるか、穴の角がきちんと90度になっているかを簡単に確認できるようになった。

その点ではある意味楽なのかもしれない。

 

 

あ、あと水平器研ぎました。

 

これで水平器もキレッキレになるはず。

 

ではなくこの水平器、左右逆にすると気泡の位置が変わるので台かなにかが歪んでいる。

研いで左右逆にしても同じ位置に気泡が来るようにしました。

 

ちなみにiPhoneのセンサーを利用した水平器アプリもイマイチ信用ならないのだがどうしてくれようか。

 

柱にホゾ穴を開ける:その1


さて、ようやく「柱の加工」と言うに相応しい作業に入ります。

これは柱と柱を繋ぐ「ハリ」を繋げる部分。

 

ポストアンドビームという工法だと、柱にハリ用の穴を開け、そこにハリを挿し、2本の柱と1本のハリで「H」の字のような構造を作り、2つの「H」を立て、「軒桁」で2つの「H」を繋ぎ倒れないようにする。というのが基本構造くさい。

日本の工法だと柱がハリや軒桁を貫通するのが基本っぽいのでそこが少し違うと思われる。(違ってたらごめんなさい)

 

 

角材だったら穴を掘るだけでいいんだけど、丸太なので柱側を加工し、平面部分を作る必要があります。

切れ目を入れた部分をノミで切り取ります。

木の繊維を裂く方向にノミを入れるので楽に割れます。

 

その後ノコギリを入れて、

 

平面部分をノミやカンナで仕上げてみた。

 

 

が、なんかイマイチ気に入らない。

 

この加工でハリを繋いだりすると、なんかイメージとしては丸太で組んだ公園の遊具という印象になる気がする。

 

 

なので切り方を変え、さらに大胆に切り取ることに。

まぁ、元々大胆に切るつもりだったんだけど、ちょっと印象を掴みたくて小さい加工からやってみたんですけどね。

 

柱の先端までチェーンソーを入れて、同じようにノミで割る。

 

その後カンナがけ。

柱の先端まで平面になったので、カンナを木の繊維と平行にかけられるようになった。

 

 

右側が繊維と垂直や斜め方向でカンナやノミを使ったところ。

左側が繊維と平行にカンナをかけたところ。

圧倒的に繊維と平行にカンナをかけた方が楽に綺麗になる。

平面部分を大きくすることで得られるこのメリットは大きい。

 

が、雑にかけてると写真のように所々えぐれてしまったりする。

 

 

曲面部分は持っていた曲面用の豆カンナでチマチマ仕上げる。

僕は結構マメな人間なのでこういう作業は嫌いではないのだ。

 

なお豆カンナを使っていたら人差し指にができた。

 

 

平面部分は、丸太の断面に書いた水平の線や、両端の中心点を繋いだ線と同じ角度になるよう何度も確認しながら仕上げる。

平面でないとハリを繋いだ時に隙間ができるし、そもそも垂直にホゾ穴を掘れない事になるので、その穴に挿すハリも曲がってしまう。

 

 

つか丸太断面に書いた水平線に合わせて平面を作るより、この平面を基準に水平線を決めた方が楽だったかもしれない。

次の柱はこの平面を基準に中心点を決めようかとも思ったが、中心点が決まってないうちに丸太の垂直切断は出来ないので手順が少し変わる。

 

故に手順としては

  1. 大まかな水平と垂直を決める。
  2. 底部の切り取りでどれ位消費するか分からないため、先端部分の寸法に余裕をもたせて柱のハリ部分の平面を作る。(この時点ではハリを挿すホゾ穴の位置が未確定なので、平面面積部分を少し小さめにしておき、曲線部分は仕上げないようにしておく?)
  3. 平面部分のわずかな誤差は、平面部分を元に水平の線と垂直の線を改める事で修正。
  4. 丸太底部の切断。(ここでホゾ穴位置確定)(軒桁用のホゾの位置は確定するが、ホゾの長さは軒桁の直径による)
  5. 平面仕上げ&ホゾ穴加工。

 

という感じがいいのかもしれない。

 

ただ散々悩んだ末、柱の中心位置を実際の丸太中心より1cmずらすという事をしたので(柱をより外側に露出するようにして迫力を出したかったとか、室内側にあまり出ると邪魔だよなとかまぁいろいろな理由により)、そこまで気にすると結局似たような事をやる羽目になるので大して変わらん気もする。

 

 

 

最終的にはこんな感じになりました。

 

つづく