皆さんおはようございます、山奥ニート達が住んでいる共生舎に来ているはるはらです。
※今回の記事には鹿の解体中の写真が含まれます。
シカが罠にかかる
何日か前、起床してすぐのこと、
「シカが罠にかかったらしいんですけど、はるはらさん行きますか?」
はるはら「もちろん行きます!」
ってなわけで来ました。
残念ながらシカはもう生き絶えていた。
近所の人が仕掛けていた罠にかかったらしい。
暴れてどこかの枝にでも引っ掛けたのか、それともカラスにつつかれたせいなのか、お腹と腸が破れていた。
そのせいか少々周囲が臭ったが、別にそこまで不快というわけでもなかった。
なお、オスのシカは角で年齢を判別するらしい。
このシカはまだ角が枝分かれしていないのでかなり若いオスとのこと。
とりあえず軽トラの後ろに積んで持って帰る。
ブルーシートの上で解体する事に。
死んでしまっていたので血抜きが出来なかったし、腸も破れていたので「お肉」としてはかなりイマイチな状態らしい。
本当は内蔵を取って冷やしたりするらしいけど、あまり良い状態ではないので内蔵をつけたまま、取れそうな部位の肉だけ取ろうという事に。
左下のが僕。
使ったナイフの切れ味が良いというのもあるんだろうけど、かなり皮は剥ぎやすい。
ナイフを使えばサクサク剥いでいける。
得られる肉の量を考えると、鳥の羽根をむしるより楽。
解体してみると、部位によっては肉が内出血したようになっていたりして、そういう部位は肉がフワフワだった。
専門用語?で「煮えてる」と言う状態らしい。
こちらは背骨部分にあるロースを取っている所。
それなりに寒かったのに、解体しているとどんどんハエが増えていったのが不思議だった。
奴ら日頃どこに隠れているんだ??
映画「INTO THE WILD」で、主人公が肉の燻製を作ろうとするも、あっという間にハエがやってきてダメにされるというシーンが確かあったけど、納得した。
ハエは寒くても、どこからともなくやってくるもんなんだなぁ。
シカ料理
共生舎には、料理にこだわる人が二人いる。
「カレーを極めようと思っている」と語っているヨシさんと、元シェフのシンさん。
シカカレー
ヨシさんが作るのは、ルーを使わずスパイスで作る本格的なカレー。
共生舎には共用のスパイスがたくさんあるけれど、ヨシさんはさらに個人用スパイスをたくさん持っている位。
米もターメリックライス!
葉っぱはパクチー。
シカシチュー
シンさんが作ったのはシカシチュー。
聞いてないけど、多分これもシンさんが個人的に買った材料を使って作られている気がする。
かなりの時間をかけて煮込まれたからか、肉が大変柔らかかった。
どっちも美味しかったので「血抜きもせず内出血してたような肉で、こんなに美味しいなら状態悪くてもいいからたくさん欲しいなー」って思った。
でも作った本人達は「失敗した失敗した」とか「めっちゃ手間暇かけてこれかー」とか自己採点をかなり低くしていたようなので、美味しく食べるためにはやっぱ手間暇かかるのかもなー。