土地探し その5:競売


前回(その4)からの続き

その1はこちら

 

やがて不動産屋さんの他に競売・公売のサイトも頻繁にチェックするようになるのだが、これが実に勉強になる。

税金の滞納で売りに出されるのが公売、借金なんかで差し押さえられて売られるのが競売らしい。

公売は勉強にならないが、競売はその土地の事をまとめた3点セット(物件明細書、現況調査報告書、評価書)と言われるものがある。

これはその物件をプロが調べて作った報告書なので、これを読んでいると土地を買う際に何に注意すればいいのかが多少分かってくる。

上流の養豚場から”し尿”が流れてきて臭いという話や、土地に入るために横切る必要があるとこの地主さんが「身内だったから今まで通行させてたけど新たに落札した人に通行させるつもりはない」なんて言ってる色んな意味でドロドロな物件もあったりもする。

売れなかった土地は値段が下がって再度出ていたりもするので(値段が下げられた場合はそのことを記した書類がある)、なんとなく相場っぽいものも分かってくる。

 

不動産屋さんを見ていた当初は「100万以下で買えたらいいなぁ」なんて思っていたが、競売を見ているうちにどんどん財布の紐が堅くなっていったのであった。

 

土地というのはそもそも流通量が多くないので、やがて静岡以外も調べ始める。

静岡県の太平洋側は黒潮の影響で温暖なので雪は滅多に降らない。

故に僕には雪の知識がないため、雪が降る所は色々大変そうだし、バイクで雪の山中を走れば下手すりゃ死んでしまうかもしれない。

雪景色には憧れるが自分は寒がりでもある。

というわけで年間気温が比較出来るサイトなんかで各地を比較し、静岡と似た気候であり、安い土地が多い千葉に少し惹かれていく。

千葉は東京にも近い。行く予定は全く無いが、遠いよりは近いほうが良い。

なにせ人口の東京一極集中は現在進行形なので、いずれ行く機会もあるかもしれない。

神奈川も似た気候で東京に近くはあるが、土地が高い。

 

千葉が安い理由はおそらく、元々標高が高い山がなく平地が多いという事、

東京まで一応行ける距離なのでバブル期に沢山造成されて売りに出された事、

しかしながら日本の大動脈である東名高速道路や新幹線が通っていない事、

普通はあまり扱いたがらないような安い土地を多く扱っている不動屋さんがある事あたりが理由なんではないかと思う。

 

つづく