この3ヶ月間、脈々と受け継いできたヨーグルトを飲み干してしまいまシた。
そのため牛乳を買ってきても継ぎ足すヨーグルト(種菌)が無い!
新しい乳酸菌を手に入れなければ!
冷蔵庫が無い今の生活で牛乳を摂取するには、腐敗を防ぐために乳酸発酵させる必要があるのだ!(乳酸発酵すると他の菌が増殖できなくなるので腐らない)
今までヨーグルトなんてどれも同じだろ?と思っていたが、調べてみるとどうも色々と違うらしい。
前回はなんのヨーグルトが元だったか忘れてしまったけど、今回は乳酸菌にもこだわってみる事にしました。

カルピス社のガセリ菌CP2305!君に決めた!
最初はガセリ菌SP株が売りの雪印の「恵」を買おうとしたんだけど、どうもそのSP株というのは内臓脂肪を燃焼させるのが売りらしい。
今の僕には大して内臓脂肪も無いと思うので正直どうでもよい菌だった。
色々と調べてみたところ、このCP2305は「整腸作用、ストレス軽減、睡眠の質を改善」などが売りらしい。
おいおい乳酸菌ってのはこんな合法ドラッグみたいな奴だったのかよ!すげーな!
まぁ、ビタミンの中にはそのほとんどが腸内細菌によって生成されるものも多いわけだし、脳内物質だって腸内細菌が生成しているらしいので、そこまで眉唾という事でもあるまい。
だがしかし、買ってから気づく。
コイツ・・飲むヨーグルトじゃない!カルピスだ!・・・これではヨーグルトにならない気がする。
ネットで調べてみるとヨーグルトにならなかったという失敗談が。
「まぁ、別に固まらなくても増殖して腐敗防止になってくれたらいいや」と思ったが、それにも期待はできなさそうだ。
というのもヨーグルトがなぜ固まるかというと、乳酸菌が作り出した乳酸により、牛乳のたんぱく質が固まるからなので、固まらない乳酸菌は乳酸をあまり出していないのだろうから腐敗防止効果にも期待出来なさそうである。
そこで色々と調べてもう1つ乳酸菌を手に入れる事に。

チョイスしたのは「明治プロビオヨーグルトR-1」
他のヨーグルトが100円で400g買えるのに、こいつは112gで100円する高級品種である(R-1は味付けされてるタイプだから単純比較できないけど。。)。
密造するにふさわしい種だ。
(関係無いけど、この喜びは植物を挿し木で増やすのと同じ喜びであるウシシ)
なおR-1(OLL1073R-1乳酸菌)の特徴はEPSという多糖体をたくさん作る事らしい。
食物繊維も多糖類なので、要は乳酸菌が食物繊維的なものを作ってくれるという事なんだろう。
そしてこれが免疫関係や整腸に良いとのこと。
ヨーグルト作り

左の牛乳はカルピスの菌だけにしておき、残りの2つにはカルピスとR-1を投入しておいた。
うまく菌が共存してくれれば良いのだが。。
作り方
ヨーグルトメーカーなどという甘ったれた物は存在しない。
作り方は牛乳パックにヨーグルトを大さじ1〜2杯程度投入して振るだけである。
あとは常温で放置(菌にもよるが40度前後が一番良いらしい)。
今の時期と俺の灼熱の波板小屋なら1日で出来る。
一般的にはうまく固まらせるために、動かさないのがいいらしいが、自分はおかまいなしに発酵中のものも飲む。
固形化してもどちらにしろ振ってドロドロにしないと飲めないし。
この3ヶ月間何度もヨーグルトを作ってきたが、失敗したことは一度も無い。
ヨーグルト作りなんて適当でOKらしい。
ビビるのは初めて食べる時だけだ。

なお投入し終わった後の残りのR-1は容器を倒してこぼしてしまった。。
まだ一口も食べてなかったのに。。。
つづく?